海外投資公式サイト+

BizSurfing : close up venture and new business in Asia

ベトナム ヘルスケア

Vietnam : Domesco Medical Import Export Joint Stock Corporation

2016/10/09

Peggy_Marco / Pixabay

2016年9月14日付の日本経済新聞の記事「ベトナム医薬品大手、米アボットが50%超出資」によると、米国の医薬品・医療機器製造会社のAbbott Laboratories(アボット・ラボラトリーズ)が、9月に、チリの子会社を通じて、ベトナムの大手医薬品生産・販売会社の1社Domesco Medical Import Export Joint Stock Corporation (Domesco、ドメスコ)出資比率を約45.5%から約51.7%に引き上げるそうです。

domesco

Domesco Medical Import Export Joint Stock Corporation

Vietnam Newsの記事から、Domescoの状況を以下にまとめます。

Domesco to lift foreign ownership cap

・時価総額で148百万米ドル(2016年9月5日)の、ベトナム第3位の製薬会社。

・Domescoの外資出資上限49%。Abbottの子会社、チリのCFR International SpA が、Domescoの45.9%を保有。

・The State Securities Commission (SSC、国家証券取引委員会)が、外資出資上限を廃止することを承認した3社目。(1社目はViệt Nam Dairy Product JSC (Vinamilk)、2社目はEverpia Vietnam)

この資本提携で気になるのは、ベトナムの他製薬会社の今後の動向です。以下は、記事からの引用です。

ビナキャピタルの投資部門の責任者、アンディ・ホー氏は「今回の政府の措置によって、ドメスコ株の流動性が増え、製薬業界を中心に外資の保有制限を撤廃する方向に進むだろう」と述べた。

ベトナムの医薬品流通最大手のハウザン製薬も、政府が同社に課している上限49%の外資保有規制を撤廃を要望している。ハウザンには大正製薬が24.5%出資しており、出資比率の引き上げに関心を示している。

当然、外資の出資上限を49%に設定している他の地場製薬会社にも、海外の製薬会社から資本提携の提案が持ちかけられているのでしょう。

地場製薬会社DHG PharmaceuticalやImexpharm Pharmaceuticalは、すでに外資出資上限49%に近いそうです。またTraphacoは約46%だそうです。

ホーチミン証券取引所に上場するDomescoには、一度訪問したことがあります。製薬メーカーですが、日本の久光製薬株式会社の輸入代理店でもあり、輸入業務代行もしていたはずです。

-ベトナム, ヘルスケア
-,